加藤会計文庫

「加藤会計文庫」とは職員の能力開発と自己啓発意欲の高揚を図るために創設された図書購入補助制度です。

職員が同制度を利用して購入した本の紹介をします。

今月の加藤会計文庫


SDGs、ESG経営に必須! 多様性って何ですか?D&I、ジェンダー平等入門』 


 (著)羽生 祥子
(出版)日経BP


推薦者: 大沼
更新月:2025年10月

オススメ:★★

一葉落ちて天下の秋を知る


弱者男性1500万人時代



 (著)トイアンナ
(出版)扶桑社


推薦者: 室谷
更新月:2025年10月

オススメ:★★

一葉落ちて天下の秋を知る

多様性と大きく掲げていますが、ジェンダー平等の話が多めです。

なぜD&Iに取り組む必要があるのか?というところが世界の枠組みの変化等からロジカルに分かりとても有用でした。

この本を読むことで多様性の重要性が以前よりも客観的に見ることが出来るようになりました。

個人的には男女関わらず働くことに特化する派、家庭や趣味など重視する派、など働き方をそれぞれが選択できるようになるのが一番だなと思いました。

 「男性の自殺者は女性の2倍」「孤独死の83.1%は男性」という帯に書いてある文に目を引かれて購入しました。

国力が弱くなるにつれ一億総中流社会という言葉も古くなり、日本でも貧困層の割合が増えていることは周知の事実ですが、

それに加え、現代の男性の4人に1人は「男性は女性よりも稼ぐべき」「男は弱音を吐いてはいけない」という考え方を根強く押し付けられているがために、社会からの期待に応えられていないことに生きづらさを感じ、自分を責めてしまう人が増えているとこの本では書かれています。

男女問わず立場の弱い人を救う世の中というのが理想だと感じますが、人の価値観が年月を経て作られるものである以上、他人と比べすぎないという自己防衛や、差別的な考えを批判する思考など、自分ができることから変えていく必要があると感じました。