「加藤会計文庫」とは職員の能力開発と自己啓発意欲の高揚を図るために創設された図書購入補助制度です。
ここでは職員が同制度を利用して購入した本の紹介をします。
2021.10.18
「自宅オフィス」のととのえ方|平野 健一 (著)
主婦の友社
推薦者:松本 直子
オススメ度:★★★★★
昨年から在宅勤務をする機会が増加したこともあり、模様替えをして備えていましたがいざやってみるとしっくりこない…と思い手に取ってみました。
紹介されているものは本に掲載されるくらいなのでお洒落な感じばかりで、我が家では無理だと感じてしまいましたが「ONとOFFの区別をつける工夫」「お気に入りのアイテムを用意する」くらいなら取り入れられるかなと思いました。あと、植物を置いている方も結構多く、緑があるだけでデスクまわりの雰囲気がだいぶ変わるように感じました。
2021.09.15
「1日30分」を続けなさい!|古市幸雄 (著)
マガジンハウス
推薦者:三島 梓
オススメ度:★★★★★
日々の何気ない時間も積み重なれば何十時間にもなることを再確認し、興味のないテレビを見ている時間やぼーっとしている通勤時間をもっと別のことに回せるように、意識を少しずつ変えていこうと思いました。また、社会人にとっての勉強の大切さについても書かれており、勉強を継続したくても途中で挫折してしまう原因や解決方法についても具体的に書いてあるため、とても実践しやすいと感じました。勉強だけでなく、仕事に活かせると思うことも多かったです。例えば、初めに最終目標を描いてから目標を細分化すること、処理時間を先に決めてから作業に取り掛かることなどです。特に、処理時間を先に決めることで、緊張感をもって集中して行うことができると感じました。
勉強にも、仕事にも役立つ1冊だと思います。
2021.08.23
「宇宙飛行士と交信せよ」逗子市立久木中学校ARISSスクールコンタクト|逗子・葉山アマチュア無線クラブ (著)
(株)インプレスR&B
推薦者:加藤 恵一郎
オススメ度:★★★★★
サブタイトルにあるARISS(アリス)とは"Amateur Radio on the International Space Station"の略で、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士とアマチュア無線で交信すること、つまり中学生が国際宇宙ステーションとアマチュア無線を使って英語で交信するというプロジェクトの顛末を記録した書籍です。
アマチュア無線は本来、無線従事者免許を取得した者だけが電波を発信できますが、このスクールコンタクトは例外で、免許が無くてもしかるべき有資格者のもとで指導を受けながら宇宙飛行士と交信することができます。
これを実現するためには、審査を受け厳格な条件をクリアして世界中の候補者の中から選ばれ、それを実現するための綿密な準備と実践が必要なことわかりました。この周到な準備と実践は、ビジネスの世界にも共通で、とても参考になりました。
今回の交信相手は女性宇宙飛行士のシャノン・ウォーカーさん、中学生の英語の質問に丁寧に答えてくれている様子が微笑ましいものでした。
2021.07.28
新型コロナワクチン 打つ前に知っておきたいこと|宮坂 昌之 (著)
(株)宝島社
推薦者:太田 薫
オススメ度:★★★★★
ワクチンは、病気を治療する為のものではなく感染症の予防、重症化を防ぐために接種するもの。身体に好ましくない「副反応」と呼ばれるリスクがある。今回の新型コロナウィルスワクチンがウィルスの特定部分の遺伝子情報を活用するという新時代のワクチンである初めてづくしのワクチンのため、分からない部分が多く不安を抱く部分が多いのも当然である。
読んで不安が全て解消されたわけではないが、ワクチンの基本的なことは理解できた。
➊ワクチンの基本(ワクチンて?・種類・やっつけ方など)
❷期待できる効果(mRNAワクチンの仕組み・3社の特徴・効果)
❸接種する際の注意点(なぜ筋肉注射?・薬服用の注意点・スピード承認の理由・副反応・遺伝子に影響は?など)
❹接種の手続き(ワクチン接種の手続き・費用・補償)
お金の話で接種1回の費用が税込み2,277円で国が全額負担
ワクチン接種の副反応で死亡した場合遺族に一時金4,420万円
健康被害の障害補償もあることが分かった。
2021.10.01
すごすぎる天気の図鑑|
荒木 健太郎 (著)
KADOKAWA
推薦者:杉山 一恵
オススメ度:★★★★★
映画「天気の子」の気象監修をした方の天気に関する本で4巻でているうちの一冊です。なんとなく見ていた雲や雨の話が詳しく面白く書かれている本です。雲が出来る原因は小さなゴミやほこりによってできるそうで、空気にチリ一つなかったら雲は発生せず、またゲリラ豪雨をもたらす積乱雲には25メートルプール1万杯の水を蓄えるいるため、どひゃーっと一気に雨が降ってくるんだそうです。この本を読むと、秋の空を見ながら雲の流れをじっくりぼんやり見るのも心にゆとりができそうで、これからが空を見る楽しみになりました。
2021.09.15
現代語訳 論語と算盤|渋沢栄一 (著)
筑摩書房
推薦者:小笹 倫幸
オススメ度:★★★★★
説明不要の偉人、「日本実業界の父」渋沢栄一の名著です。現在、NHK大河ドラマでも絶賛放映中の「青天を衝け」で吉沢亮が演じております。ちょうどこれから大蔵省での活躍が始まりますね。歴史上の人物として「渋沢栄一」は知っておりましたが、本を読んだのは初めてでした。現代語訳されているおかげでとても読みやすかったです。講演録のかたちをとっており、仕事に臨む姿勢や生き方を自身の体験などを基に語ってくれています。巻末には渋沢栄一小伝として経歴が記載されているのですが、「青天を衝け」でどこまで描かれるのか…晩年の80歳を過ぎてからも信じられないくらい精力的な活動をしているのに驚かされます。一万円札の肖像に選ばれるのも納得です。
2021.08.02
スマホ脳|アンデシュ・ハンセン (著)
新潮社
推薦者:寺岡 よしえ
オススメ度:★★★★★
日常に欠かせない存在となったスマホ。暇さえあればいじり、気づけばスマホに長時間費やしていることも。この本を読んで自分はスマホ依存症だと確信しました。「スマホは私たちの最新のドラッグである」という言葉が印象的で、スマホの普及と共に精神不調を訴える人が急増しているそうです。
人間の基本設定を解説した上で、スマホが脳に与える影響や対抗策も書かれていて何回も読み返したいとても為になる本でした。。
2021.07.15
1995年のエアマックス|小澤 匡行 (著)
中公新書クラレ
推薦者:小笹 倫幸
オススメ度:★★★★★
1992年のバルセロナオリンピックにおけるアメリカ男子バスケットオール代表の「ドリームチーム」の活躍から日本におけるスニーカーブームが始まり、1995年のエアマックスの発売が社会現象を起こしたと記憶しています。この本は当時のスニーカーブームから現在に至るまでの「スニーカー史」をまとめた本です。90年代の日本におけるスニーカーブーム直撃世代としては必読の書です。現在のスニーカーブームは「チャイナマナー」が牽引していることを明らかにしています。スニーカーブームの主役が「東京(=日本)」から「世界(主に中国)」に移ってしまったことは寂しい気持ちにもなります。
また、いまの若者はスニーカーの「背景・歴史」よりも「映え」に価値を置いているのも当時との大きな違いです。ただ、そのおかげで若者には全く人気のないスニーカーが私にとってはお宝だったりもするのが、面白いところでもあります。
スニーカーに限らず、年をとっても続けられる趣味を今後も大事にしていきたいと思います。
2021.04.23
就活のワナ|石渡 嶺司 (著)
(㈱)講談社
推薦者:小笹 倫幸
オススメ度:★★★★★
昨年より新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、世界が一変しました。
4年ほど前より新卒採用を積極的に行ってきた加藤会計ですが、昨年は大学校舎内で行われる合同企業説明会に参加が叶わず、その後の緊急事態宣言発令により新卒採用活動自体を断念せざるを得ませんでした。
今年はリモート説明会に参加してみたりしていますが、運営者自体も不慣れな面があったりと、うまくいかないことが多いです。。。
そのような中で学生はどのような就職活動をしているのか、知りたくなりこの本を手に取りました。
そもそも、就職活動をしたことがない私には知らないことばかりでした。インターンシップの種類やオンライン対応をどうすべきかなど、学生必読の内容ばかりです。
採用側としても教えられることが多く、ためになりました。
2020.12.02
MEDIA SHIFT|関口 ケント (著)
(㈱)宝島社
推薦者:樫原 元
オススメ度:★★★★★
「YouTubeがテレビになる日」というテーマでテレビとYouTubeの違いや今後のメディアの在り方について、YouTubeチャンネルコンサルティングを行っている著者の考えが記されています。著者はテレビ制作会社に勤務していた経歴があり両者の違いがわかりやすく解説されていました。YouTubeで稼ぐための考え方は他のビジネスにも共通していると感じました。
いまYouTuberがやっていることは1980年代のテレビがやっていたことで、YouTuberの元祖は北野武氏だという話はとても面白かったです。
2020.12.02
宇宙飛行士、「ホーキング博士の宇宙」を旅する|若田 光一 (著)
日本実業出版社
推薦者:坂 大夢
オススメ度:★★★★★
宇宙って神秘的でとても魅了されますが、一歩振り返ると何言ってるか意味わからない感じがまた良いです。単位一つとっても全く分からないです。
昔小学生の頃にJAXAに手紙を出したことがありました。
その時に返信してくれたのが若田光一さんでした。
本屋でこの本を見かけた際にその時のことを思い出してつい衝動買いしてしまいました。
この本は若田光一さんが理論物理学者のスティーブンホーキング博士の言葉に自分の思いや経験を述べていく感じの構成です。
ホーキング博士は体が不自由な方だったらしいので、述べる言葉は全て研究と理論で考えられたものです。
悪く言うと全部想像の話です。
それを実際に宇宙に行った若田光一さんがその言葉に返答をしていきますので、とても刺激的です。
最初にも述べた通り書いてある若田光一さんの思いは別として、専門用語はなにを意味しているのか全然わかりません。
もう少し勉強してから、この本を読み直したいと思いました。
2020.12.01
歯のメンテナンス大全|堀 滋 (著)
飛鳥新社
推薦者:菅野 亜実
オススメ度:★★★★★
自分自身の歯について無関心でしたが、最近歯医者に通い始めたということもあり、知っておいた方がいい知識が多いと気付き購入しました。
歯についての基礎的な知識や治療、自宅でのケア、生活習慣について今まで気になっていたことがQ&A方式で分かりやすく書かれています。
また、治療法についてはそれぞれのメリット・デメリットが書かれているので現時点で選択を迫られている私にはとても勉強になる項目でした。
歯周病により肺炎、心内膜炎、心筋梗塞、認知症などの深刻な病気のリスクになってしまうことや
新型コロナウイルス感染症が流行している今、働き方や生活様式が変わり、マスクを着用するのが当たり前になりましたが、マスクを長時間つけている事により虫歯や歯周病のリスクが高まると言うことも書かれていました。
これからの日々の歯のメンテナンスの参考になる本です。
2020.12.01
M&Aに強い税理士になるための教科書|山田 勝也 (著)
税務経理協会
推薦者:小笹 倫幸
オススメ度:★★★★★
M&A関連の本を立て続けに購入し、読んでいます。こちらは税理士向けの「教科書」となっているので、前回紹介したものより少しだけ難しい内容となっています。
ですが、まさに税理士にとっては非常に役に立つ本です。M&Aに税理士はどのようにかかわるべきか、買い手の場合と売り手の場合に分かれて解説されています。入門書としては最適な本だと思います。
最近、会社の売買に関しての相談を多く受けています。遠い世界のおはなしと今までは思っていましたが、対応が急務です。勉強ですね、精進します。
2020.12.01
思考の整理学|外山 滋比古 (著)
(株)筑摩書房
推薦者:寺岡 よしえ
オススメ度:★★★★★
刊行から34年、124刷253万部突破の”東大・京大で1番読まれた本”として有名な文庫本だそうです。
日々、様々な場面で色々と考えることが多い中、頭の中をどう整理していけば良いのかヒントがほしかったのと、名門大学に通う学生が読んでいる本が気になり読んでみました。技術や方法を提供するハウツウ本ではありませんでしたが、「自分の考えをとにかく書き出すことで頭がすっきりし、先が見えてくる。」という一文があり、今までそういうことはしたことがありませんでしたが一度試してみようと思います。
2020.11.16
古地図と歩く 札幌圏|和田 哲 (著)
㈱あるた出版
推薦者:小笹 倫幸
オススメ度:★★★★★
雑誌「otone」の好評連載を一冊にまとめたものです。昨年来、札幌の歴史に興味津々の私としてはマストバイな本です。戦後直後の創成川イーストには「税務署」があったり、桑園の昔の地図は今とは大違いで、私が住むマンションの場所はまだ区画整理がされていなかったり、中島公園の「中島」は本当に中島だったからだったり、狸だけではなく「狐小路」も昔はあったりと知らないことだらけで本当に面白いです。以前も書きましたが、札幌は新しい街で昔の建造物をドンドン建替えてきたのがよくわかる本です。ですのでとても貴重な本です。加藤会計にて永久保存としたいと思います。
2020.11.10
戦慄の捏造事件ファイル|鉄人ノンフィクション編集部 (著)
鉄人社
推薦者:山下 弘人
オススメ度:★★★★★
世の中、デマがたくさんある。
「関東大震災朝鮮人虐殺事件」「熊本地震・ライオン逃げた、ツイート事件」「常磐自動車道あおり運転ガラケーの女デマ拡散事件」「旧石器発掘捏造事件」「朝日新聞サンゴ記事捏造事件」「ほこ×たてテレビ偽造編集事件」「イッテQ!テレビお祭り企画やらせスキャンダル」「STAP細胞事件」「ネス湖のネッシー偽写真」「ロズウェルの宇宙人解剖フィルム」などなどデマ満載
2020.11.10
渋沢栄一 人間の礎|童門 冬二 (著)
集英社
推薦者: 山下 弘人
オススメ度:★★★★★
2024年壱万円札の肖像画に採用。NHK大河ドラマにも。
新通貨を「円」とする貨幣法や複式簿記を用いる簿記法など近代国家・日本の経済・財政制度の基礎を創造した巨人。
討幕派青年が、老練な実務家に育つ過程がたのもしい。元気を頂戴できる人生ストーリー。
2020.11.10
川はどうしてできるのか|藤岡 換太郎(著)
(㈱)講談社
推薦者:山下 弘人
オススメ度:★★★★★
シリーズ『海』『山』に続き『川』
シリーズ第三弾。
そもそも源流はどこなのか。砂漠の洪水。流路の不思議。ヒマラヤ越えの川がある。地下を流れる川。海底を流れる川。マグマが流れるマグマの川。砂が流れる砂の川。温泉が流れる川。氷が流れる川=氷河。枯れた川。
川、川、川・・・だけれど、やっぱり、地球科学のおはなし。
2020.11.10
山はどうしてできるのか|藤岡 換太郎(著)
(㈱)講談社
推薦者:山下 弘人
オススメ度:★★★★★
前作『海はどうしてできたのか』は“できた”という過去形。
本作『山はどうしてできるのか』は“できる”という現在表現。
今まさに山ができている。大陸移動。火山噴火。マントル対流。
ヒマラヤ山脈は常に押し上げられているが、しかし無限に高くなるわけではないという矛盾。
日本列島は島弧でできている。そのような、山のプレートテクニクス説を本書が解き明かす。
つまり、地球科学。
2020.11.10
海はどうしてできたのか|藤岡 換太郎(著)
(㈱)講談社
推薦者:山下 弘人
オススメ度:★★★★★
46億年の地球の秘話。
フランスの画家ゴーギャンは「わたしたちはどこからきたのか」「わたしたちはなにものなのか」「わたしたちはどこへいくのか」という絵を遺した。
本書は、そこのところに果敢にアタックした挑戦の書。
大量のマグマが地表をおおっていたマグマ・オーシャン“火の海・死の星=地球”から、生命を育める“母なる海・青い地球”への壮大な異転換。
地球科学の研究成果の紹介本。
当事務所ではお客様が抱えているお悩みに、共に頭を抱え、想い描いている夢に、心を震わす。そんな仕事を日々目指しております。些細な事で結構です。お気軽にご相談ください。